自己分析は社会人こそ必須?!仕事に悩んだときに読む「SWOT分析で社会人流自己分析」

  • 今の職場、仕事を続けてもいいのかな?
  • 自分のやりたい仕事が見つからない!
  • 就活のときに自己分析したけど、どうして社会人でも必要なの?

このような悩みや疑問を持っていませんか?

この記事を読むと社会人に自己分析が必要な理由が分かり、*SWOT分析で仕事や転職に役立つ自己分析ができます。

(*SWOT分析:強み、弱み、機会、脅威の4つから課題や戦略を見つけるマーケティング手法)

社会人に自己分析は必須です。

自分の得意や特技を知らないまま仕事をしていませんか?実際に経験して学んだスキルなど、仕事の向き不向きは仕事を始めてからでないと分かりません。

就活のときに自己分析したから十分では?と思った方はもう一度やり直すことをおすすめします。

就活の自己分析は学生時代の経験からしか自分を見ていません。自分を見つめ直して、仕事や趣味、生活に活かしていきましょう。

まずは社会人が自己分析するメリットを紹介します。

社会人が自己分析するメリットは【何をすべきでないか】が分かること

社会人が自己分析するメリットは【何をしないべきなのかが分かる】こと

就活で自己分析をするメリットは自己理解を深めるためです。

社会人が自己分析すると何をやるべきかが分かります。経験の範囲が広がり、選択肢が増えるからです。

選択肢が増えるとやるべきこととすべきでないことが混ざり、自分の個性に何が合っているのか分からなくなってしまいます。

社会人が自己分析をすると、自分の得意や個性、資質を知れて、したくないことを省けます。

どうしてやりたいことではないのかというと、そのときの状態やスキル、経験の蓄積で自分のやりたいことは変わっていくからです。

くわしく自己分析のメリットを見ていきましょう。

ライフプランを組める

ライフプランを組める

ライフプランとは過去、現在と続いて将来をどのように過ごしたいか考える計画です。

人生には仕事、家庭、趣味などで構成されています。

自己分析で自分の強みや弱みが分かるのでライフプランが組みやすくなります。

自分の価値観が分かって行動しやすくなる

自分の価値観が分かって行動しやすくなる

価値観は判断基準です。

価値観が分かれば、何をすべきではないのかが見えてきます。

  • 何をしたくて何をしたくないのか
  • 何が好きで何に興味がないのか
  • どんな仕事がやりたくてどんな仕事をやりたくないのか

やりたくないことが見つかったら、その行動を省いていきましょう。

辞めるタイミングが見えやすくなる

辞めるタイミングが見えやすくなる

ここでの辞めるタイミングは仕事だけではなく、勉強、趣味、今やっていること全てに当てはまります。

やりたくないことを続けるのはストレスの原因になったりモチベーションの低下につながったりします。

自己分析で自分の過去から現在までたどると自分軸がはっきりと分かります。

自分軸についてはこちらの記事を読んでみてください。

社会人が自己分析するのは「ストレスを減らすため」

社会人が自己分析するのは「ストレスを減らすため」

社会人に自己分析は必要なの?の疑問にお答えする総括は「自分のストレスを減らす」です。

  • ライフプランを組める→将来への不安をなくす
  • 辞めるタイミングが見えやすくなる→自分に正直に生きる

やりたくないことをきちんと理解して、時間をつかう頻度を減らします。ストレスを溜めないためには自己分析は必要です。

自己分析のメリットが分かったら、実際に自己分析をやってみましょう。

社会人が自己分析をするメリットは価値観が分かることです。価値観が分かればやっていることすべてに「しない」選択ができるようになります。ストレスを減らす効果があるので、ライフプランに影響します。

紹介する自己分析はSWOT分析をもとにした自分を見つめ直す方法です。

スキルの洗い出しができるので、自信が持てるようになりますよ。

SWOT分析を自己分析に応用!社会人におすすめの方法を解説

SWOT分析を自己分析に応用!社会人におすすめの方法を解説

SWOT分析は強み、弱み、機会、脅威の4つから自分自身の価値観を探す方法です。

強みと弱みは自分自身を深掘りし、機会や脅威は周りの状況から生まれます。

強みと弱みは自分自身から探すので内部環境、機会や脅威は自分の状態と関係なく訪れるので外部環境です。

3ステップで簡単に自己分析できる方法を紹介します。

  1. 機会と脅威を書き出し、対応できる強みと弱みを見つける
  2. 1の機会と脅威、強み、弱みをかけ合わせてクロス分析する
  3. 自己分析シートにまとめて自己分析が完了!

SWOT(強み、弱み、機会、脅威)なのに機会と脅威からはじめるのは「強みと弱みは変わるから」

SWOT(強み、弱み、機会、脅威)なのに機会と脅威からはじめるのは「強みと弱みは変わるから」

SWOT分析ってS(強み)、W(弱み)、O(機会)、T(脅威)をまとめた手法ですよね?機会と脅威が先なのはどうしてですか?

実は強みと弱みは環境によって変わります。

外部環境の機会と脅威で有効な強みと弱みは違うからです。

なのでSWOT分析は機会→脅威→強み→弱みの順で分析していきます。

まずは外部環境の機会と脅威から見ていきましょう。

外部環境の機会と脅威

外部環境の機会と脅威

まずはOの機会とTの脅威は外部環境です。

ライバル会社、上司、同僚など、周りから自分に影響する項目が入ります。

くわしく見ていきましょう。

機会(チャンス)

機会(チャンス)

仕事や周りからチャンスが巡ってくることを機会(Opportunity)といいます。

周りからのプラス要因を書き出してみましょう。

  • 円安による輸入の活性化
  • 同僚から大型案件の協力依頼

脅威(あらがえない問答無用の危機)

脅威(あらがえない問答無用の危機)

チャンスの逆で、危機がせまっていることを脅威(Threat)といいます。

周りの変化でマイナスになる状況を考えてみます。自分ではどうやっても変えられないものが脅威です。

  • 為替相場の下落
  • 成果や報酬の分配がない

強みと弱みは機会と脅威をもとに割り出す

強みと弱みは機会と脅威をもとに割り出す

自己分析をすれば強みや弱みを知れます。

「どうして社会人なのに強みや弱みが必要なの?」と思いませんでしたか?

  • 過去を追って現在の立ち位置を確認し、未来をどのように過ごしたいのかを明確にできる
  • 必要な経験が分かって行動に移せる

次に強みと弱みを解説していきます。

強みは機会と脅威から対応できる長所を見つける

強みのポイントはチャンスとピンチに対応できる長所や特技を見つけることです。

チャンスやピンチに対応できないと、すばらしいスキルや経験は無駄になってしまいます。

強みが見つからない!と悩んだら?「やりたい仕事×資質×経験」でつくる

それでも強みに悩んだら?「やりたい仕事×資質×経験」でつくる

自分の仕事での強みはやりたい仕事×資質×経験のかけ算でできあがります。強みがよく分からないときは、この項目で自分自身と向き合ってみましょう。

思った以上に強みは身近にあります。簡単に見つけられますよ。

やりたい仕事
1時間以上やっても疲れない

のめり込める作業を掘り下げていくとやりたい仕事が生まれます。

のめり込める作業とは1時間以上続けても疲れない作業です。

夢中になると意識せずに行動できるので、考えるときに使う無駄なエネルギーを消費しません。

効率的に作業できることを仕事にすると、想像以上の成果を上げられます。

資質
短所を反転して資質を探す

長所と短所を書き出すと見つけられます。

  • 短所は見つかるけど長所が分からないなぁ。
  • 長所が出てこない。

長所が思い浮かばないときは短所から導き出しましょう。

短所を反転させると長所になります。やり方が分かれば特技も同じように見つけられますよ。

くわしく知りたい方はこちら

転職で長所と資質をアピールするときは「自分の強み一覧」をつくる

経験
やってきた仕事を汎用化

今までやってきた仕事内容を汎用化して共通点を探していくと経験が見つかります。

経験には一貫性があります。

自分の奥底に眠る考えは無意識のうちに判断材料に使っているからです。

判断するときに使った価値観

正しいのか誤っているのかをどのような基準で割り振ったのか

見つけにくい場合は同僚と自分を比較してみましょう。

周りに頼られたり、褒められたりするところが経験として活きています。

SWOT分析では機会→脅威→強み→弱みの順で自己分析していきましょう。強みが出てこない場合はやりたい仕事×資質×経験をかけ合わせると浮かび上がってきます。

あわせて読みたい

転職で長所と資質をアピールするときは「自分の強み一覧」をつくる

自分の強みは【やりたいこと】×【資質】× 経験】でつくる
転職で長所と資質をアピールするときは「自分の強み一覧」をつくる

このような悩みをお持ちではないですか? この記事では「自分の強みをつくって転職に活かす方法」と「強みをアピールする効果的な方法」がわかります。 転職でアピールする自分の強み=やりたい仕事×資質×経験 自分の強みと企業のほしい人材をマッチさせることが転職です。この記事を読んで、何のスキルをつかえば自分と企業がWin-Winな関係を築けるのか探ってみてください。 自分の強み一覧は「やりたい仕事×資質×経験」でつくる 一般的に強みは資質と経験をかけ合わせてうまれると言われています。 企業は実績に重点を置いている

強みと弱みが分かったら、さらに具体的に自分を分析していきます。

会社経営で使われるマーケティング手法のクロス分析を自己分析に応用します。

SWOT分析とクロス分析ができれば、自分の価値観を深堀りできておすすめです。

クロス分析で自分の課題や価値観を深堀りする

クロス分析で自分の課題や価値観を深堀りする

クロス分析でそれぞれをかけ合わせ、課題や自分の価値観を深掘りをしていきます。

強み×機会、強み×脅威でスキルを活かす選択をする

強み×機会、強み×脅威でスキルを活かす選択をする

強み×機会ではチャンスを活かすスキルを、強み×脅威では問答無用に訪れる脅威を克服するスキルを活用します。

強み機会強み×機会
相場変動を読む会計力円安による輸入の活性化仕入れ量を見極め、輸入の機会を無駄にしない
上司への的確な報連相同僚から大型案件の協力依頼情報共有を的確に行い、成果を上げる

弱み×機会、弱み×脅威で最悪な状況を防ぐ

弱み×機会、弱み×脅威で最悪な状況を防ぐ

弱み×機会でチャンスを逃さないスキルを活用し、弱み×脅威では脅威から自分を守り、最悪な状況を防ぎます。

弱み脅威弱み×脅威
数字のみ信用する為替相場の下落数字は判断材料として下落はあるものと考える
慎重のあまり作業が遅れる成果や報酬の分配がないスケジュールを共有し、報連相をこまめに行う

SWOT分析で強み、弱み、機会、脅威を出すだけではなく、クロス分析で掛け合わせてくわしく自己分析していきましょう。

あわせて読みたい

【たった3ステップ】自己分析のやり方を解説!転職や就活で活用できるツールを紹介

最大3ステップ【自己分析】
【たった3ステップ】自己分析のやり方を解説!転職や就活で活用できるツールを紹介

今の会社が嫌で転職したいけど、自分にはスキルも経験もない。自信がないからできない。 自己分析なんてやっても意味がないからやっていない。でも将来どうしたらいいのか分からない。 自己分析をもっと簡単にやりたい。手間がかかって面倒くさい! このような悩みをお持ちではないですか? この記事を読めば自己分析ができる簡単な方法やツールが分かり、転職だけではなく就活や将来の計画に役立ちます。 自分の過去をふり返って行動の共通点を探します。辛かったときから抜け出せた方法や、仕事でピンチを乗り越えた方法を見つけられれば、ど

自分の課題や価値観は見えてきましたか?

次は分析した結果を自己分析シートにまとめていきましょう。

SWOT分析とクロス分析を自己分析シートでまとめる

SWOT分析の結果を自己分析シートに移す

SWOT分析とクロス分析で洗い出した価値観を、自己分析シートに書き込んでみましょう。

履歴書や職務経歴書で使えるので、ささっとまとめます。簡単な使い方を解説するので自分自身と向き合ってみてください。

引用、参考:福島労働局 「自己分析」で強みを知ろう

過去の実績

過去の実績

学歴、資格

学歴は高等学校(高校)卒業から、資格は取得した資格の正式名称を書き出します。

資格名資格の正式名称取得年月日(和暦)
簿記2級日本商工会議所簿記検定2級平成19年2月
普通免許普通自動車第一種運転免許平成22年3月
基本情報基本情報技術者試験令和 3年3月
資格一覧

趣味、特技

趣味と特技は何時間続けても疲れないこと、毎日できることです。具体的に掘り下げてみましょう。

  • 期間、頻度、程度
  • 始めたきっかけ
  • 続けられているのはどうしてか
  • エピソード
  • 得たもの、教訓

思い浮かばないときは人にイライラしてしまうポイントを探してみます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

得意と特技はイライラからさがす!怒りから得意を見つけて仕事に活かす方法

経験

強みをつくるときに利用した方法で経験を洗い出します。

  • 成功した体験
  • 失敗した体験
  • 体験した結果、得たもの
  • 今後にどう活かしたいか

現在

自己分析シートの現在

長所

長所では強みにエピソードを加えて、どの会社でも使える強みをアピールします。

長所の自己分析ポイント

内容にエピソードを絡める

長所をさらに伸ばすためには何が必要か理解していることを伝える

短所

短所でも内容にエピソードを絡めて再現性を出します。

長所と違うのはどうやって克服するか、克服するために行動していることは何か、とマイナス面をポジティブな考えに変えることです。

  • 内容、エピソード
  • 周囲への影響
  • 克服するとどうなるのか
  • 克服するためには何が必要?
  • 克服するために今できること

未来

自己分析シートの未来

過去の実績から現在の立ち位置を確認したら、次は未来で何をしたいか、そのために今やった方がいいことを考えていきましょう。

未来の部分に書くのは次の3つです。

  • どんな経験を積みたい?
  • どんなスキルが欲しい?
  • 5年後、10年後の自分はどうなりたい?

未来は現在の延長線上にあります。今の自分の行動で達成できるなら、やらない手はありませんよね。

自己分析で自分の将来を切り開いていきましょう。

自己分析シートはSWOT分析とクロス分析で出た結果をまとめたら完成です。過去の実績、現在の価値観を把握して未来につなげていきましょう。

あわせて読みたい

自己分析できない人の特徴を公開!実は自分が好きじゃない?解決方法あり

自己分析できない人の特徴を公開!実は自分が好きじゃない?解決方法あり

このような悩みをお持ちではありませんか? 自己分析ができないのは思い込みです。 まずは自己分析ができない人の特徴に当てはまっていないかを確認しましょう。 短所やネガティブな部分にしか目をむけない 「いい面しか見たくない」から知らない自分を知るのが怖い 自分を演じすぎて自信をなくす 内定がゴールだと思っている 自己分析ができない人だと気づいたら、思いこみをなくすための方法を試してみます。 過去をグラフに書いたり、他己分析を応用したりすれば自己分析は完了です。 自己分析は自分の過去を洗い出して分析するツールで

社会人に自己分析は必須?Q&A

社会人に自己分析は必須?Q&A

仕事でのストレスを減らすためです。そのためには自己分析して自分の価値観を知る必要があります。

【詳しくは、記事内の「社会人が自己分析するメリットは【何をやらないべきかが分かる】こと」をチェック!】

S(強み)、W(弱み)、O(機会)、T(脅威)から課題や戦略を把握するマーケティング手法です。応用できるので自己分析に使っています。

【詳しくは、記事内の「SWOT分析を自己分析に応用!社会人におすすめの方法を解説」をチェック!】

強みと弱みは外部環境(機会と脅威)によって変わります。機会と脅威に対応できない強みと弱みは戦略に活かせません。分析した時間がもったいないので、機会と脅威から始めてみましょう

【詳しくは、記事内の「SWOT(強み、弱み、機会、脅威)なのに機会と脅威からはじめるのは「強みと弱みは変わるから」」をチェック!】

就活で自己分析するのは自分のできる仕事をさがすためでした。社会人の自己分析は今の生活でのストレスを減らし、よりよい過ごし方をするために必要です。

【詳しくは、記事内の「社会人が自己分析するのは「ストレスを減らすため」」をチェック!】

まずは機会と脅威を割り出し、対応できる強みと弱みを出しましょう。かけ算でそれぞれを組み合わせれば自分の価値観をより一層知ることができます。

【詳しくは、記事内の「SWOT分析を自己分析に応用!社会人におすすめの方法を解説 」をチェック!】

本当です。外部環境の機会と脅威によって変わります。

【詳しくは、記事内の「SWOT(強み、弱み、機会、脅威)なのに機会と脅威からはじめるのは「強みと弱みは変わるから」」をチェック!】

強みをやりたい仕事×資質×経験でつくっていきましょう。弱みを反転させる方法もあります。

【詳しくは、記事内の「強みと弱みは機会と脅威をもとに割り出す」をチェック!】

強み×機会、強み×脅威、弱み×機会、弱み×脅威のかけ算で探していきましょう。

【詳しくは、記事内の「クロス分析で自分の課題や価値観を深堀りする」をチェック!】

SWOT分析とクロス分析をもとに、自己分析シートは過去の実績、現在、未来でまとめます。

【詳しくは、記事内の「SWOT分析とクロス分析を自己分析シートでまとめる」をチェック!】

社会人に自己分析は必須!SWOT分析から自己分析するのまとめ

社会人に自己分析は必須!SWOT分析から自己分析するのまとめ

いかがでしたか?

この記事を読んでいただければ社会人に自己分析が必要な理由やSWOT分析を活用した自己分析方法をお分かりいただけたと思います。

最後に記事のまとめです。おさらいしていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

  • この記事を書いた人
みんみプロフィール画像

みんみ

市場価値ドットコムブログの管理人のみんみと申します。就活を経て入社1年目は総務職、3年目から一般事務職(営業事務職)、現在はオペレーター兼ネットワークエンジニアで得意先に出向中です。 市場価値と自分軸を知り、事務職から専門技術職へ職種チェンジしました。 ストレスなく仕事に臨んで、毎日を楽しく過ごしています。

目標は【自信をなくした全世界の人にじぶんの魅力を気づいてもらう】ことです。

-自己分析
-