
自己分析にキャリアの棚卸しをやりたいけどどうすればいいの?
今後どんな風に仕事をしていけばいいのか分からない
転職の自己PRを書きたいけど何から手をつければいいのか悩んでいる
このような悩みを持っていませんか?
実はキャリアの棚卸しが足りないせいで悩みをかかえてしまっています。
行動すればいいと分かってはいるものの、何から始めたらいいのかで進めていないからです。
キャリアの棚卸しと聞くと難しそうなイメージですが、自分の立ち位置を整理してキャリアマップをつくるだけです。
この記事を読めばキャリアの棚卸しにおすすめな方法キャリアマップとジョブ・カードのつくり方が分かります。
キャリアマップは職業能力評価基準が元になっているので、スキルや経験の習熟度が分かり、今の立ち位置を把握できます。
ジョブ・カードは厚生労働省推奨のキャリアプラン作成ツールです。

キャリアプランを元に経験や自分の強みをジョブ・カードにまとめます。
つまりジョブ・カードは自己PRや職務経歴書と同じ役割を持っています。
ジョブ・カードをつくればキャリアの棚卸しができるので自己PRや職務経歴書で困ることが減ります。
つくらない手はありません。
ジョブ・カードのつくり方を一つひとつ読むと時間がかかるので、この記事だけでつくれるように調整しました。
ぜひ活用してください。
キャリアの棚卸しの目的は【自己理解】と【仕事理解】

人生プランを練るためにキャリアの棚卸しを行います。
これまでの仕事の経験をふり返って活かせるスキルや強みを整理すると、自分はもちろん、仕事を理解できるようになります。
自分の得意や不得意をはっきりとさせ、経験やスキルを洗い出して棚卸しは完了です。
自分の人生を豊かにするためにも、キャリアの棚卸しをやって自分や仕事の理解を深めていきましょう。
キャリアの棚卸しとは「やってきたこと×できること」から「何をやりたいのか」を導くこと

経験とスキルを組み合わせてキャリアプランをつくっていきます。
今までやってきたこと(経験)にできること(スキル)を掛けて、何をやりたいのか(キャリアプラン)を導き出します。
キャリアの棚押しができていないと自分の経験や身につけたスキルがあいまいになり、キャリアプランをうまく描けません。
終身雇用制度が破綻し、一つの会社で働き続けられる環境ではなくなってきています。
その影響もあり、キャリアプランを考えていきたい人が年々増えています。
3分の2以上がキャリアプランを考えたい結果になりました。
さらに働いているうちの7割は棚卸しした経験がなく、2割はやったことはあるものの活かせていないことが分かっています。

転職人口が増え、自分でキャリアプランを考えていく必要があります。
キャリアの棚卸しで自分自身と向き合ってみましょう

キャリアの棚卸しをすればこれからの仕事との関係を明確化できます。
目的が分かったら、次は行動です。
キャリアの棚卸しにはジョブ・カードが有効なので、つくり方を解説します。
キャリアの棚卸し方法はジョブ・カードをつくる
ジョブ・カードは自己理解と仕事理解を深め、希望する仕事につけるよう立ち位置を確認できるツールです。
自分の経験をふり返り、将来の設計図のキャリアプランをつくっていきましょう。
職業能力評価基準で「キャリアの立ち位置」を確認する

職業能力評価基準に自分を当てはめるとスキル習熟度を確認できます。
職業能力評価基準とは仕事に必要な知識やスキル、成果につながる行動にランクをつけたものです。
担当者レベルから部長クラスまで、自分の立ち位置を把握できるようになっています。
自分のランクを確認し、立ち位置が分かると、現状どのような状況かがはっきりします。
次のキャリアマップでさらに詳しく経験やスキルを棚卸ししていきましょう。
キャリアの立ち位置からキャリアマップをつくり、経験やスキルの棚卸しをする

自分の立ち位置が分かったら、キャリアマップでやりたい仕事を実現させるための目標をつくります。
目標を達成するために実現の行動を促し、キャリア形成の道筋をかたち作っていきます。
例:事務系会社員のキャリアマップ
キャリアマップからスキル一覧と仕事の経験一覧をつくる

仕事の経験やスキルをまとめていきます。
ここでのポイントは実績だけを抜き出さないことです。
キャリアマップから位置を確認し、貢献した役割、獲得した知識やスキルなど、実績と過程から学んだことを記入します。
自分が今どこにいるかが分かれば、目標の仕事をするための足りない部分を明確にできます。
キャリプランは人生設計です。
経験やスキルの棚卸しができると働く意味を持つことにつながります。
経験は学歴、スキルには資格を含むので、忘れずにまとめておきましょう

キャリアマップを仕上げたら、最後にジョブ・カードをつくってキャリアプランを完成させます。
準備段階までが大変でしたが、あとはまとめるだけです。
ジョブ・カードをつくって人生設計のキャリアプランを描いていきましょう。
うまく一覧に書き出せない場合は周りの力を借りましょう。
おすすめは転職エージェントに登録していまの状態を伝えてみることです。
自己PRや職務経歴書の記入方法も教えてくれるので利用しない手はありません。
経験とスキルの棚卸しからジョブ・カードをつくり、キャリアプランにつなげる

キャリアの棚卸しが完了したらジョブ・カードにまとめていきましょう。
箇条書きで問題ありません。
自分の経験や役割、スキル、学んだこと、得られたものなど、得た経験を活かせそうな仕事を書いていきます

職務経歴 | どんな仕事をしてきたのか、今までの職務担当の流れ |
仕事内の役割 | 学んだこと、得られたスキルや経験 |
今までの職務から学んだこと、得られたスキルや経験 | |
得たスキルや経験から活かせそうな仕事、業界 |
すべて入力できたら完了です。
自分の経験がつまっているので自己PRや職務経歴書に活用できます。
キャリアの棚卸しのメリットは自分を整理できること
終身雇用制度が破綻し、転職があたり前になりつつあります。
キャリアの棚卸しは今後の日本社会を生き抜く課題です。
ほとんどの人は自分にどのような経験やスキルがあるのか把握していません。
自分でキャリアプランを考えていきたい人は多いものの、どのように行動したらいいのか分からず足踏みしています。
転職が必要と気づいたときには遅く、慌てて取り組んでミスを増やしたり企業とのマッチングが上手くできなかったりと身動きが取れなくなります。
キャリアの棚卸しで自分を整理し、キャリアプランを築いていきましょう。
一人だと行動しにくい、周りの意見も取り入れたい場合は次に紹介しているサービスがおすすめです。
どのサービスも簡単に利用できるツールなので活用してみてください。
キャリアの棚卸しが簡単にできるサービス3選

ここではキャリアの棚卸しにおすすめのツールをご紹介します。
スクールや教育訓練制度以外は無料で使えるのでぜひ活用してください。
おすすめは1つではなく、時間の許すかぎり複数のサービスを利用することです。
- 転職エージェントのアプリ1個ではなく、アプリ2個とパソナのワークシートを組み合わせて使う
- スクールに通い、同時進行で転職エージェントを複数登録する
- ワークシートで自分の経験をふり返り、足りないスキルを身につけるために教育訓練制度を利用する
複数利用するとさらに将来の設計がしやすくなります。
いろいろと組み合わせて使ってみましょう。
キャリアの振り返りツールにはパソナのワークシート

ジョブ・カードの他におすすめなのが株式会社パソナが提供しているワークシートです。
キャリアの棚卸しシートやビジネス分析・スキルチェックシートと、自己分析にかかせない要素が詰まっています。
キャリアの棚卸しに使えるアプリは「転職エージェントのアプリ」

キャリアの棚卸しにアプリを使用したい!と思っても、有料だったり企業向けだったりと適切なアプリが見当たりません。
そこでおすすめなのは転職エージェントのアプリを利用するです。
転職エージェントのアプリには自己分析用のツールや職務経歴書をまとめるシートが公表されています。
入力するだけで簡単にキャリアの棚卸しができるのでおすすめです。
\ 市場価値が上がる転職がしたい /
自分のスキルや経験が足りないと気づいたらスクールや教育訓練制度を活用

キャリアの棚卸しをするとどうしても足りないスキルを目にします。
やりたい仕事に近づくためにスクールや教育訓練制度を利用しましょう。
技術系のスキルを身につけ副業にも活かしたい場合はWebデザインやプログラミングがおすすめです。
人材不足で転職の企業も豊富です。
\ 手軽にスキルを身につけたい /
キャリアの棚卸しQ&A

キャリアの棚卸しとはやってきたこととできることを掛け合わせて、何をやりたいのかを導くことです。
自分の経験をふり返り、これからの人生設計を行うのに活用できます。
【詳しくは、記事内の「キャリアの棚卸しの目的は【自己理解】と【仕事理解】」をチェック!】
キャリアの棚卸しにはジョブ・カードをつくりましょう。
【詳しくは、記事内の「キャリアの棚卸し方法はジョブ・カードをつくる」をチェック!】
ジョブ・カードは4つの手順で完成します。自分に最適なキャリプランを見つけられるようにつくっていきましょう。
- 自分の位置を確認
- キャリアマップをつくる
- スキルの棚卸し
- ジョブ・カードが完成
【詳しくは、記事内の「キャリアの棚卸し方法はジョブ・カードをつくる」をチェック!】
キャリアマップは職種によってつくり方が変わります。
【詳しくは、記事内の「キャリアの立ち位置からキャリアマップをつくり、経験やスキルの棚卸しをする」をチェック!】
スキルの棚卸しにはキャリアマップが欠かせません。
まずはキャリアマップをつくりましょう。
【詳しくは、記事内の「キャリアの立ち位置からキャリアマップをつくり、経験やスキルの棚卸しをする」をチェック!】
おすすめはワークシート、転職エージェントのアプリ、スクールです。
【詳しくは、記事内の「キャリアの棚卸しが簡単にできるサービス3選」をチェック!】
キャリアの棚卸しとは?まとめ

いかがでしたか?
記事を読んでキャリアの棚卸し方法やジョブ・カードのつくり方をお分かりいただけたと思います。
キャリアの棚卸しは将来の人生プランを練るためのツールです。
自分のキャリアの立ち位置を理解し、経験とスキルから過去を洗い出して将来の仕事に活用できます。
ほとんどの人がキャリアの棚卸しを経験していません。
自分にどのような可能性があるのか、ジョブ・カードではっきりさせましょう。
キャリアの棚卸しで得た情報を活用して、納得のいくキャリアプランを磨いていきましょう。
次は記事のおさらいです。
- キャリアの棚卸しは将来の人生プランを練るためのツール
- スキルの棚卸しはやってきたこと×できること
- やりたいことはスキルの棚卸しから導き出せる
- 職業能力評価基準に当てはめるとキャリアの立ち位置が分かる
- ほとんどの正社員がキャリアの棚卸しをしたいけど行動に移せていない
- 自分がキャリアの棚卸しをするだけで他の人との差別化につながる
- キャリアの棚卸しにはワークシート、転職エージェントアプリ、スクールの活用がおすすめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。