- 今の会社が嫌で転職したいけど、自分にはスキルも経験もない。自信がないからできない。
- 自己分析なんてやっても意味がないからやっていない。でも将来どうしたらいいのか分からない。
- 自己分析をもっと簡単にやりたい。手間がかかって面倒くさい!
このような悩みをお持ちではないですか?
この記事を読めば自己分析ができる簡単な方法やツールが分かり、転職だけではなく就活や将来の計画に役立ちます。
自分を好きになるポイントを探す手段が自己分析です

自分の過去をふり返って行動の共通点を探します。
辛かったときから抜け出せた方法や、仕事でピンチを乗り越えた方法を見つけられれば、どの手段を取ればいいのか判断できるからです。
自己分析を行うと自分の知らない自分を知れ、適性ややりたい仕事、得意な仕事を自覚できます。
上手く活用してより良い人生を歩んでいきましょう。
自己分析の簡単なやり方は3ステップのみ

自己分析は3つだけで簡単にできます。
- 目的を探す
- 過去をふり返る
- 共通点をつなげる
3つすべてを行うと効果的です。
1つだけでもハッと気づけるものがあります。
まずはどれでもいいので、やりやすそうな項目から試してみましょう。
自覚していなかった自分の本質や自分のやりたいことを見つけるきっかけになります。
試しにやってみるは自分を変える一番の行動です。
どんな結果が欲しいのかの目的を探し、過去をふり返って自分の行動のポイントを探します。
ポイントをつなぎ合わせて共通点をつくりましょう。
自分が無意識に持っている価値観を洗い出せます

価値観こそが深層心理です。
ここに得意ややりたいことが隠されています。
目的を探す

ざっくばらんに自己分析を行うと、広く浅い結果しか得られません。

何も考えずにとりあえず自己分析をやってみたら、どの情報が自分にぴったり当てはまるのか分かりませんでした
自分の欲しい情報以外も集めてしまうので、時間とお金が必要以上にかかります。
まずは目的を探してみましょう。
何のために自己分析するのかの目的を持つと、自己分析がぐっとやりやすくなります。
- スキルや経験が本当にないのか自分の仕事経験を掘り下げたい
- 新しい職種に挑戦したいので適性があるか探したい
- 何をやりたいのか分からないので自分の得意を見つけたい
「仕事経験を掘り下げたい」場合は就職してから今までをふり返ります。
働く前の自分と比べて「何ができるようになったのか」を中心に見れば成長が確認できます。
「適性があるか探したい」や「自分の得意を見つけたい」場合は幼少期から今までをふり返ります。
幼少期や学生時代は純粋な自分の興味を中心に行動します。
1時間以上つづく作業は得意なことです。
長時間つづけられるのはストレスを感じないので意識できません。
得意は意識できず自覚がないので自分で気づけないことが多いです。
周りの人から指摘されたり、自分だけではなくみんなできると思い込んでいたりするので気づきにくくなっています

自己分析で得たいことを目的にして自分を掘り下げていきましょう。
ありきたりな回答しか得られない状況を回避できます。
過去をふり返る

目的が決まったら、次は実際に自己分析に入ります。
- 経験を洗い出す
- 自分史をつくる
- モチベーショングラフをつくる
経験を洗い出す
過去をふり返るためには経験を洗い出しましょう。
経験 | 思い当たる内容 |
---|---|
楽しい経験 | |
勉強になった経験 | |
つらい経験 | |
記憶に残る経験 |
経験は「自分にしかない自分だけの自分を構成する要素」です。
自分の内側に眠っています。
楽しいと感じた経験も、苦しくつらい思いをした経験も、今の自分をつくっています。
どんなことがあったのか、どうやって乗り越えたのかを考えると経験の深掘りに一躍買ってくれます。
経験を洗い出す際に気をつけてほしいのは「好き」だけの感情では自己分析できない点です。

好きなことを仕事をしている人はいますよね?どうしてダメなんですか?
好きだけで決めてしまうと、上手くできないときにつまずいて先に進めなくなってしまいます

好きには期待値や憧れ、見た目の良さなど、第三者視点が入ります。
自分が心の底から思う内容ではないことがあるのです。
一時期の感情や流行りのこともあります。
嫌いと思ったことを排除すると、やりたいことだけが残ります。
逆に「嫌い」は生理的、精神的に受け付けないことです。
自分の経験を洗い出す参考にしてみてください。
自分史をつくる

経験を洗い出したら自分史をつくります。
自分史は人生の設計図です。
自分史をつくると自分の今までの経験の流れを確認できます。
過去の経験から将来にむけての目標を練りこみましょう。
過去の経験 | 記憶に残っていること |
---|---|
成功した体験やポジティブな思い出 | |
失敗した体験やネガティブな思い出 | |
職務経験 |
情報が足りない場合は5W1Hを意識して埋めていきます。
- Who:だれが
- When:いつ
- Where:どこで
- What:何を
- Why:なぜ
- How:どのように
モチベーショングラフをつくる

経験から自分史をつくったら、可視化しやすいようグラフにしてみましょう。
グラフにすることで時系列を整理できます。
さらに自分の人生をふり返られるので深掘りがはかどります。
タテ軸にモチベーションの変動、ヨコ軸に時間経過の空のグラフを用意する

自分史からモチベーションの上下を点で入れていく

点部分に理由のメモを加えるとGood

点と点をつなぎ、グラフを完成させる

グラフから人生の谷と谷を乗り越えた行動を深掘りする

グラフから、今までの人生の谷と谷を乗り越えて上昇している部分に注目します。
ここから自分がどうして谷に入ってしまったのか、谷から抜け出せたきっかけや行動をさぐります。
谷が長く続いている点がある場合はポイント地点です。
- どうして長引いてしまったのか
- 何か行動しようとしたのか
- 行動しても抜け出せなかったのはなぜか
原因をさぐると自分の失敗の理由が分かってきます。
現在の冷静な視点から過去を見れるからです。
失敗は自分の成長の起点になります。
くり返さないように反省、計画、行動すると、PDCAサイクルが回るからです。
失敗から学ぶので、CAPDサイクルになります。
- C Check 反省、失敗を目の当たりにする
- A Action 失敗を活かすために次にするべきことを考える
- P Plan 失敗から改善を計画する
- D Do 計画を実行する
上手くいった経験よりも、失敗の方が何倍も糧になります。
マイナスやネガティブな感情を活用して、自分の人生をより良いものに変えていきましょう。
谷部分を洗い出したら次は共通点をつなげていきます。
共通点をつなげる

モチベーショングラフをつくり、谷を深掘りしたら次は谷と谷をつなげていきます。
共通点を探せば自分の価値観が写し出されます。
無意識に軸として持っている価値観を洗い出すのです。
どのような理由なら自分は動けるのか、価値観を元に将来をどのように設計すればいいのかが見えてきます。
価値観を洗い出せば行動の理由が分かります。
自己分析はやりたいこと、得意なことをさがす手段です。
自分と向きあって個性を浮かび上がらせます。
ここでは共通点を繋げるポイントを解説します。
平凡に見えることこそが個性

自分では個性の価値を確立できません。

できて当たり前ですよね?
周りの人も簡単にやれます。
平凡すぎて個性と言えません。
個性が見つからず、このような悩みを持っていませんか?
自分にとって簡単にできることでも、周りから見ると特出している才能です。
何気ないことは個性になります。
共通点をさがす際には「もしかして?」と思う小さな点まで、いくつもあげてみましょう

- 資料の作成に時間をかける。カラー、記号や図形の統一感を大切にする
- 誤字脱字は徹底的に排除する
- 周りの人の変化にいち早く気づく。声かけをしてコミュニケーションを欠かさない
あわせて読みたい
転職にはまず自己分析!やりたい仕事や働きたい会社をさがす方法を解説
転職にはまず自己分析!やりたい仕事や働きたい会社をさがす方法を解説
このような悩みをお持ちではありませんか? この記事を読めば自己分析の具体的な方法が分かり、自分のやりたい仕事をさがせるようになります。 過去を振り返るだけではありません。自己分析のやり方がわかっていれば、すべきことや将来のなりたい姿にたどり着く方法が分かります。 自己分析の方法は簡単です。 過去をふり返る 人生グラフをつくる 過去とグラフから行動力を分析する 自己分析は転職だけではなく、未来の自分のために活用できます。何をしたいのか、目指したい未来が分かるからです。 自己分析の結果、転職をしない手もありま
自己分析をさらに活かすツール3選

ここでは自己分析に活用できる3つのツールを紹介します。
有効活用して、自分自身のやりたいことを見つけましょう。
転職エージェントを利用して他己分析

自分史をつくり価値観が分かったら他己分析を行ってみましょう。
身近な周りの人に経験や価値観を共有して意見をもらうと有効です。
ですが近しい人ほど、チャレンジして仕事を失ったり、今までの積み重ねをなくしたりするリスクを取らせたくないと思ってしまいます。
将来の向上よりも安心で安全な人生を送ってほしいと思います。
他己分析でのおすすめは転職エージェントを利用することです。
自己分析を行っているので価値観と経験を洗い出せています。
適応する求人があるのか、ない場合でも、自分に不足しているスキルや需要のある求人の情報を得られます。
転職活動は自分の市場価値が分かります。

でも転職活動ってリスクが大きくないですか?今の仕事を辞めるべきなのかも分かっていないです
実は転職活動にリスクはありません。
内定を受けてもお互いが承諾しなければ転職できないからです。
自分の市場価値を知れたり、転職エージェント視点から客観的な意見をもらえたりと有益な情報を確保できます。
転職活動を行って今の会社を再評価することも少なくなりません。
その場合は自分に合う企業で働いているのでエージェント経由で辞退のご連絡をすれば解決できます。
転職エージェントによって、取り扱いの求人や担当者の得意分野が違います。
複数登録して自分の価値を磨いていきましょう。
強み弱みを理解すれば自分に合う仕事をさがす難易度が下がりますよ。
マインドマップで価値観をまとめる

マインドマップとは頭の中にある考えをまとめるために紙に書きだす手法です。
一つの項目につなげるように別の項目をつぎ足して考えを深めます。
メモを取るにもキーワードをまとめられてとても便利です。
おすすめはMindMeisterです

クラウド型ツールで、マインドマップを無料で3つ作成できます。
仕事でマニュアルを作成したり個人で考えをまとめたり、様々な場所で活用中です。
この記事もマインドマップを用いて作成されています。

自己分析のやり方で参考になる本を紹介

自己分析は自分の視野を新しく広げてくれる本がおすすめです。

自己分析の本はたくさん販売されていますよね。読んだらいけませんか?
「自己分析」がタイトルに入っている本は他の転職者や人事担当者も確認しています。
構成が同じになりやすく、コピーしている印象を与えるのでおすすめできません。
転職では自分に興味を持ってもらう必要があります。
気持ちや経験、スキルを文章に落とし込まなければいけません。
実は自分の価値観を深掘りするきっかけになります。
自己分析には直接関係がないように見えるけど有用な本を紹介します。
「いつでも転職できる」を武器にする/市場価値に左右されない「自分軸」の作り方
自己分析のやり方Q&A

おすすめは「目的を探す」です。何をしたらいいのかの最終地点を決めれば、どの方向にも進みやすくなります。
【詳しくは、記事内の「目的を探す」をチェック!】
自己分析の簡単なやり方とは?まとめ

いかがでしたか?
この記事を読んで自己分析は難しくなく、簡単にできることが分かっていただけたと思います。
紹介しているツールを活用して自分の人生をより良いものにしていきましょう。
記事のおさらいです。
自己分析のやり方は簡単3ステップ
自己分析は目的を探す→過去をふり返る→共通点をつなげるの3ステップでOK
3ステップが大変ならできる項目を1つやってみる
つらい谷間の部分を深掘りすると自己分析を自分だけものに差別化できる
「好き」ではなく「嫌い」からやりたくないことを減らして自分のやりたいことを見つける
自己分析をすれば転職だけではなくて就活、留学、進学など自分の将来を探せる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。